大分リフォームLabo 編集長のReno(リノ)です。
このブログでは、大分を中心に、住まいのリフォームについての情報を発信しています。
普段は、フルリフォームのような大きな工事から、
水回りのリフォーム、換気扇やドアノブの交換といった
「これ、どこに相談したらいいんだろう?」という小さな工事まで、
幅広く現場に関わっています。
建築士や施工管理として現場に立ちながら、
年間を通して、大小あわせて200件近くの住まいと向き合っています。
このブログでは、机上の話ではなく、
現場で実際に感じていることをもとに、
できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。
まだ何も決まっていなくても大丈夫です。あなたが安心して、納得できる判断をするためのひとつの参考になれば嬉しいです。
はじめに|「内窓って、結局いくらかかるの?」
内窓(インプラス)の話をすると、
ほとんどの方がこう言います。
「良さそうなのは分かるけど、結局いくらかかるんですか?」
正直、ここを曖昧にしたまま
メリットだけ話すのはフェアじゃないと思っています。
なのでこの記事では、
- 内窓のリアルな費用相場
- 光熱費などの経済メリット
- 2025年の補助金実績(参考)
この3点を、できるだけ正直に整理します。
そもそも、なぜ内窓で寒さが減るのか
築15年以上のお家だと、
窓は「単板ガラス(1枚ガラス)」のことが多いです。
実は、
- 家の寒さの約6割
- 暑さの約7割
は、窓から出入りしていると言われています。
今の窓の内側に
もう1枚、空気層をつくるように窓を足す
これが内窓(インプラス)の考え方です。
窓を丸ごと替えなくても、
体感はかなり変わります。
数値で見る|内窓の断熱効果
少しだけ数字の話を。
- 単板ガラス
熱貫流率:6.0 W/㎡K - インプラス+Low-E複層ガラス
熱貫流率:1.5 W/㎡K
つまり、
窓から逃げる熱が約4分の1になる計算です。
これは、LIXILの公式データでも示されています。
現場感覚でも、
- 暖房の効きが早い
- 窓際の「スーッとした冷え」が消える
このあたりは、かなり分かりやすい変化です。
【本題】内窓(インプラス)の費用相場
ここが一番気になるところですよね。
形状別に見ると
あくまで工事費込みの概算ですが、
大分市周辺では、だいたい次のレンジに収まることが多いです。
- 中連窓
3.8万円〜8万円
※単板ガラス/ペアガラスで変動 - 吐き出し窓
8万円〜18万円
※2枚建・4枚建、単板ガラス/ペアガラスで変動
「思ったより幅があるな…」
と感じるかもしれませんが、
- 窓サイズ
- ガラス仕様
- 建物の納まり
で、金額が結構変わるのが正直なところです。
光熱費はどれくらい戻ってくる?
大分市の一般的なご家庭で、
- 年間光熱費:約14〜18万円
- 内窓設置で暖房負荷:約15〜20%削減
とすると、
👉 年間 約15,000〜25,000円程度の削減
(リビング+寝室+子ども部屋の3か所想定)
電気代が上がり続けている今、
何もしなくても毎年効いてくる
という点は、意外と大きいです。
結露・防音も「副産物」ではない
結露が減る理由
内窓をつけると、
- 室内側ガラスの温度が約10℃上昇
- 冷えにくくなり、露点を下回りにくい
結果として、
- 結露が激減
- カビ・黒ずみが出にくい
「毎朝、窓を拭く作業」がなくなるだけでも、
生活のストレスはかなり減ります。
防音効果
- 設置前:約40dB
- 設置後:約25dB
車の音や生活音が、
「半分以下に感じる」レベルです。
工事は本当に小規模です
- 既存の窓は壊しません
- 室内側に枠を付けるだけ
- 1か所30〜60分程度
在宅ワーク中や、
小さなお子さんがいるご家庭でも、
問題なく行えるケースがほとんどです。
2025年の補助金について(参考)
2025年は、
内窓設置が国の省エネ補助金対象になっておりました。
小窓(トイレ・洗面など)
- 12,000円〜46,000円
中窓(腰窓・中連窓など)
- 18,000円〜72,000円
大窓(掃き出し窓など)
- 26,000円〜106,000円
補助額は、以下の要素①~③により変わります。
要素①:住宅の建て方(戸建・低層集合・中高層集合)
要素②:窓の性能区分(熱貫流率)
要素③:窓のサイズ
イメージで言うと工事費の1/2〜1/3くらい補助金で補える感じです。
2026年の補助金について
2026年分の補助金情報が正式に発表され次第、
このブログであらためて解説記事を出す予定です。
「補助金が出るなら考えたい」
という方は、そのタイミングで十分だと思います。
正直な話|全ての家に必要か?
ここは、白黒つけません。
- すでに複層ガラス
- 寒さ・結露で困っていない
こういう場合は、
「急がなくてもいい」と感じることもあります。
一方で、
- 窓際が寒い
- 結露がストレス
- 暖房費が気になる
このどれかに当てはまるなら、
費用対効果はかなり高い工事です。
まとめ|まずは「一番長くいる部屋」から
内窓(インプラス)は、
- 工事は小さい
- 金額も比較的現実的
- 体感変化が大きい
そんなリフォームです。
全部屋やらなくても、
リビングや寝室だけでも、十分違いは出ます。
この記事が、
あなたの中で考えを整理する材料のひとつになれば嬉しいです。



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