大分リフォームLabo 編集長のReno(リノ)です。
このブログでは、大分を中心に、住まいのリフォームについての情報を発信しています。
普段は、フルリフォームのような大きな工事から、
水回りのリフォーム、換気扇やドアノブの交換といった
「これ、どこに相談したらいいんだろう?」という小さな工事まで、
幅広く現場に関わっています。
建築士や施工管理として現場に立ちながら、
年間を通して、大小あわせて200件近くの住まいと向き合っています。
このブログでは、机上の話ではなく、
現場で実際に感じていることをもとに、
できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。
まだ何も決まっていなくても大丈夫です。あなたが安心して、納得できる判断をするためのひとつの参考になれば嬉しいです。
はじめに|大分の冬、結露に悩んでいませんか?
冬になると、
- 朝、窓ガラスがびっしょり濡れている
- カーテンの下が湿っぽい
- サッシ周りに黒いポツポツ(カビ)が出てきた
こんな悩みを感じる方は、大分でもとても多いです。
「うちは古い家だから仕方ないですよね」
そう言われることもありますが、
正直なところ 住まい方や対策次第で、かなり変わるケースも多い です。
この記事では、
- 結露が起きる本当の理由
- 大分の家で結露が出やすい原因
- 窓リフォームの考え方
- ストーブ・エアコンとの関係
を整理しながら、
「自分の家はどう考えればいいか」が見えるようにお話しします。
そもそも、なぜ結露は起きるのか
結露の正体は「空気が抱えきれなくなった水分」
結露というと、
「どこかから水が出てきている」
そんなイメージを持たれがちですが、実際は違います。
空気の中には、目に見えない**水分(湿気)**が含まれています。
この水分には、ひとつ大きな特徴があります。
空気は、温度が高いほど多くの水分を含むことができ、
温度が下がると、含める水分量が減る という性質です。
冬の室内を想像してみてください。
- 暖房であたたまった室内の空気
- 湿気を含んだその空気が
- キンと冷えた窓ガラスに触れる
すると、窓に触れた空気は一気に冷やされます。
その結果、空気が水分を抱えきれなくなり、あふれた水分が水に変わる。
これが、結露です。
つまり結露は、
- 水分が新しく発生しているわけでも
- 窓から水が染み出しているわけでもなく
もともと空気中にあった水分が、形を変えて現れているだけなんですね。
大分の住宅で結露が出やすい理由
現場で見ていると、大分の家には共通点があります。
- 冬でも比較的湿度が高い
- 昼と夜の寒暖差が出やすい
- アルミサッシ+単板ガラスの家が多い
特にアルミサッシは、
外の冷たさをそのまま室内に伝えやすい素材です。
窓ガラスやサッシが冷えきることで、
結露が出やすい「条件」がそろってしまうんですね。
結露対策で「窓」が重要になる理由
結露対策というと、
- 換気
- 除湿機
- 加湿の調整
こうした話がよく出ます。
どれも間違いではありません。
ただ、現場目線で見ると、
一番効果が分かりやすいのが「窓」 です。
窓が影響しやすい理由
- 室内で一番冷えやすい場所
- 熱の出入りが最も多い
- 結露・冷気・カビの起点になりやすい
体感温度の話をすると、
「暖房をつけているのに寒い」と感じる原因の多くは、
実は窓まわりだったりします。
窓リフォームの主な選択肢
内窓(二重窓)を取り付ける
今ある窓の内側に、もう一枚窓をつける方法です。
メリット
- 工期が短い(1窓1〜2時間程度)
- 比較的コストを抑えやすい
- 結露・寒さの改善を体感しやすい
注意点
- 窓の開け閉めが一手間増える
- 見た目が少し変わる
「まずは寝室だけ」「一番寒い部屋だけ」
そんな選び方をされる方も多いです。
ガラス交換(断熱ガラス)
サッシはそのままで、ガラスだけを交換する方法です。
メリット
- 見た目がほとんど変わらない
- 二重窓よりスッキリ
正直なところ
- サッシがアルミだと効果は限定的
- 結露が完全になくなるわけではない
冷えをやわらげたい場合には向いていますが、
結露対策としては、物足りなさを感じるケースもあります。
窓ごと交換(サッシ交換)
断熱性能は一番高い方法です。
ただし、
- 費用が高め
- 外壁工事が必要になることもある
フルリフォームや大規模改修と一緒でない場合は、
慎重に検討した方がいいケースも多いです。
ストーブ・エアコンと結露の関係
ここは、意外と見落とされがちなポイントです。
石油ストーブ・ガスストーブ
- 燃焼時に水蒸気が発生
- 室内の湿度が一気に上がる
「ストーブを使うと結露が増えた気がする」
これは感覚ではなく、実際によく起きます。
エアコン暖房
- 燃焼しないため水蒸気が出ない
- 室内が乾燥しやすい
結露対策だけを見ると、
エアコン暖房の方が有利なケースは多いです。
ただし、
暖かさの感じ方や風の当たり方など、
好みも大きく分かれます。
現場でよくある「小さな後悔」
実際によく聞くのが、こんな声です。
- 窓だけ良くしたけど、暖房の使い方は変えていなかった
- 一部屋だけ対策して、他の部屋との温度差が大きくなった
- 結露は減ったが、換気不足で別の場所にカビが出た
結露対策は、
一か所だけを見て決めると、ズレが出やすい んですね。
いきなり工事をしなくてもできること
正直に言うと、
すぐにリフォームをしなくてもいい場合もあります。
まずは、
- 朝夕の短時間換気
- カーテンを窓から少し離す
- 加湿しすぎていないか確認
- ストーブ使用時は換気を意識する
これだけで、
「思ったよりマシになった」
という家も少なくありません。
それでも改善しなければ、
窓リフォームを選択肢のひとつとして考える。
この順番でいいと思っています。
まとめ|結露対策は「組み合わせ」で考える
結露対策に、万能な正解はありません。
- 窓の性能
- 暖房器具
- 湿度
- 住まい方
これらが組み合わさって、結果が変わります。
だからこそ、
- 焦って大きな工事を決めない
- 何が一番困っているかを整理する
- 小さな対策から試してみる
この考え方が、後悔を減らしてくれます。
最後に|考えを整理する材料として
結露や寒さの話は、
どうしても不安になりやすいテーマです。
でも、
この記事が、
あなたの中で考えを整理する材料のひとつになれば嬉しいです。
「うちの場合はどうなんだろう?」
そんな疑問が出てきたタイミングで大丈夫です。



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