「洗面台を交換したいけど、費用がどのくらいかかるのか全然イメージできない…」
「ネットで調べても10万円と書いてあるものもあれば、40万円以上かかると書いてある記事もあるし、結局どれが正しいの?」
大分県や大分市で中古住宅を購入された方、または長年住んできたご自宅をリフォームしようと考えている方から、こうした声をよくいただきます。
大分リフォームLabo 編集長のReno(リノ)です。
このブログでは、大分を中心に「住まいのリフォーム」に関する情報を発信しています。
建築士として建設業界に長年携わり、これまでに数多くのリフォームや住宅再生プロジェクトに関わってきました。
現場で培った実践的な知識と経験をもとに、リフォームの費用相場や工事の流れ、失敗しないためのポイントをできるだけわかりやすくまとめています。
インターネット上にはリフォームの情報があふれていますが、実際の現場感覚とはズレているものも少なくありません。
ここでは「机上の空論」ではなく、「現場で本当に役立つ情報」をお届けすることを心がけています。
リフォームを検討されている方が安心して一歩を踏み出せるよう、専門家として少しでもお力になれれば幸いです。
洗面台リフォーム費用の全体像
洗面台リフォームは一見シンプルですが、「どのグレードを選ぶか」「どこまで工事するか」で費用が大きく変わります。
大分での費用相場は以下
- 洗面台本体の価格帯:5万円〜30万円以上
- 交換工事費:3万円〜10万円
- 内装工事(壁紙・床):4万〜8万円
- 洗濯機パン交換・排水工事:3万〜7万円
- ガス衣類乾燥機(乾太くん):15万〜40万円
- 造作洗面台の場合:25万〜50万円以上
合計すると 8万円台前半〜50万円台 が相場の目安です。
例えば「シンプルに交換だけ」であれば8万〜15万円で収まりますが、壁紙や床の張替え、洗濯機パンの交換も加えると一気に25万円前後になります。
さらに現在人気がある衣類乾燥機「乾太くん」設置までセットでやると40万円オーバーになるケースも。
つまり、どこまでこだわるかが費用の分かれ道です。
洗面台の価格帯
ベーシックタイプ(5万〜10万円)
量販店やネットでよく見かける「とりあえず新品に」というモデル。
収納力は少なめですが、最低限を求める方には十分。
- 幅60cmの省スペースタイプが中心
- 洗面ボウルが浅く水はねしやすいのが弱点
- セカンド洗面用や投資物件にもおすすめ
ミドルグレード(15万〜25万円)
大分でも一番人気の価格帯。TOTO「サクア」、LIXIL「ピアラ」、Panasonic「シーライン」などが代表的。
- 引き出し収納でタオルや洗剤がスッキリ収まる
- シャワー付き水栓で洗髪もできる
- 三面鏡収納で小物を隠せる
- 使い勝手とコスパのバランスが抜群
ハイグレード(30万〜50万円以上)
TOTO「オクターブ」、Panasonic「ウツクシーズ」など。
ホテルライクな空間に変わるクラス。
- 自動水栓・自動照明で非接触&衛生的
- 排水口の掃除が圧倒的に楽
- 収納が計算され尽くしている
毎日立つ場所だからこそ「気分を上げたい」という方にぴったりです。
メーカー別の特徴比較
TOTO
- 掃除のしやすさに定評あり
- 水はねを防ぐボウル設計
- 「きれい除菌水」など独自機能
LIXIL
- デザインと価格のバランスが良い
- 収納力に強み
- 扉カラーや取手デザインの選択肢が豊富
Panasonic
- スタイリッシュなデザイン
- LED照明やエコナビなど先進機能
- 洗面所全体のトータルコーディネートに強い
交換工事の費用
大分での費用相場
- 撤去・設置工事のみ:3万〜5万円
- 配管移動や下地補修あり:5万〜10万円
- 電気工事(照明・コンセント増設):5千〜4万円
築30年以上のお家では、古い給水管をそのまま使うと水漏れリスクがあるため配管やり替えを推奨することもあります。少し費用は増えますが、これから長く住み続けることを考えると安心度が格段に上がります。
工事期間
- 交換のみ:半日〜1日
- 内装も同時に行う場合:2〜3日
- 造作洗面台の場合:5日前後(別途:制作期間が必要)
「朝出かけて夕方帰宅したら新品になっていた」ということが可能です。
ただし追加工事が発生する場合は余裕を持ったスケジュールが安心です。
また、造作洗面台に変更する場合は必ず内装工事や配管の移設が伴いますので5日前後必要となります。
壁紙と床も一緒にすることがお得
洗面台を外すと、普段隠れていた壁や床の「シミ」「カビ」「黄ばみ」があらわになります。新品の洗面台とのギャップは意外と目立ちます。
- 壁紙張り替え:2万〜4万円
- 床クッションフロア:2万〜3万円
同時に施工することで統一感が出て、工事費も効率よく抑えられます。
洗濯機パン交換と排水トラップの変更
- 洗濯機パン交換:3万〜6万円
- 排水トラップ交換(簡易交換):1万〜2万円
- 洗濯機パンから排水トラップに変更:5万〜8万円 ※床補修を伴う変更
古いタイプはゴミが詰まりやすく臭いや水漏れの原因に。最新型は掃除がしやすく、臭い戻りも防げます。
乾太くんを設置する場合
ガス衣類乾燥機「乾太くん」は梅雨や冬の救世主。
- 本体+設置費用:15万〜40万円程度
- ガス工事・排湿ダクト工事が必須
本体価格は乾燥容量によって大きく変わります。一番容量が小さいもので3kg、大きいもので9kgです。機能別にもシリーズがあるので選ぶ際は機能や容量を比較しご家庭にあったものを選ぶ必要があります。
設置する場所によって配管が長くなったり、架台の設置が必要となりそちらも価格に大きく影響を与えますので、まずはリフォーム会社へ設置位置の確認をしてもらう必要があります。
大分の湿気環境ではメリットが大きく、導入したご家庭の満足度は非常に高いです!
造作洗面台の価格
- 費用目安:25万〜50万円以上
- 大工工事・家具製作・タイル仕上げなどご要望に合わせて様々
世界に一つだけの空間が実現しますが、費用と工期はかかります。
またしっかり考えて作らないと「収納がない」や「使い勝手が悪い」というようになりかねません。せっかくオリジナルで作ったのにカッコいいだけで毎日が少しづつストレスを感じる生活になると残念です。ネットで事例を調べたり、打ち合わせをしっかりと行いましょう。
大分での施工事例
事例①:中古住宅購入に合わせて交換
- 費用:約12万円(本体+工事)
- 洗面台:TOTO 一面鏡 幅750 開き戸タイプ
- 工期:半日
- 「毎朝の身支度が楽しくなった」と喜ばれました。
事例②:内装と同時にリフォーム
- 費用:約28万円(本体+工事+クロス+床)
- 洗面台:LIXIL 三面鏡 幅750 引き出しタイプ
- 工期:2日
- 「洗面所全体が明るくなって、ホテルみたい」との声。
よくある失敗例と対策
- サイズをきちんと確認せず購入 → 扉が開かない、窓に半分掛かってしまった
→ リフォーム会社に必ず現地調査をしてもらう。 - 安さ重視で選んだら収納不足 → 開き戸タイプにしたら1段しか置けず無駄な空間が多い
→ 家族構成に合った収納量の確認が必要。 - 壁紙をやらずに後悔 → 洗面台が綺麗になったら、周りの壁紙の汚れが目立って見える
→ 洗面台を交換した後の空間をイメージしてみましょう。
補助金・減税制度
- 省エネ水栓:国の住宅省エネ支援制度対象になることも
- バリアフリー対応:介護リフォーム補助が使える場合あり
- 自治体独自の補助:大分市でも年度ごとに制度あり
👉 詳しくはこちらの記事をご覧ください
【2025年版】大分市で使えるリフォーム補助金まとめ
まとめ
洗面台リフォームの費用相場は 8万〜50万円前後。
- 本体:5万〜30万円以上
- 工事費:3万〜10万円
- 内装工事・洗濯機パン・乾太くんで追加費用
毎日使う場所だからこそ、清潔感や収納力は暮らしの快適度を左右します。
恋愛でいえば「第一印象の清潔感」と同じくらい大事。
「うちの場合はどのくらいかかるの?」と感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。
大分で現場を見てきたからこそ、あなたに合ったリアルな提案をお届けします。
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