大分リフォームLabo 編集長のReno(リノ)です。
このブログでは、大分を中心に、住まいのリフォームについての情報を発信しています。
普段は、フルリフォームのような大きな工事から、
水回りのリフォーム、換気扇やドアノブの交換といった
「これ、どこに相談したらいいんだろう?」という小さな工事まで、
幅広く現場に関わっています。
建築士や施工管理として現場に立ちながら、
年間を通して、大小あわせて200件近くの住まいと向き合っています。
このブログでは、机上の話ではなく、
現場で実際に感じていることをもとに、
できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。
まだ何も決まっていなくても大丈夫です。
あなたが安心して、納得できる判断をするための
ひとつの参考になれば嬉しいです。
「営業されるのが怖い」その感覚、実はとても大切です
リフォームを考え始めたとき、真っ先に頭をよぎるのは「失敗したらどうしよう」「変な業者に捕まったら怖い」という不安ではないでしょうか。
私は日々、大分市内のあちこちの現場を回っていますが、正直に申し上げます。リフォームに「絶対」はありません。新築と違って、今ある建物を壊してみないと分からない部分が必ずあるからです。
だからこそ、手放しで「安心してください!」と言う営業マンよりも、「ここにはリスクがありますね」と慎重に検討する人を選んでほしい。今日は、私が年間200件近い現場で目にしてきた「トラブルの種」と、それをどう摘み取ればいいのかについて、本音でお話しします。
現場で起こるリフォームトラブルの「正体」
トラブルといっても、ニュースになるような極端な事件ばかりではありません。実は、もっと身近で、誰にでも起こりうる「ボタンの掛け違い」がほとんどです。
1. 「こんなはずじゃなかった」というイメージのズレ
- 貼り替えた壁紙が、サンプルで見た時より安っぽく見える
- 蛇口の位置が微妙に使いにくい
- 工事した場所以外の汚れが目立つようになった
これらは、図面上の打ち合わせだけで「生活の動き」を想像しきれなかった時に起こります。
2. 工事が始まってからの「追加費用」
「見積もりでは100万円だったのに、工事中に20万円追加になった」。 これはリフォームで最も揉めるポイントです。大分でも築年数の経ったお家では、床を剥がしてみたら土台が腐っていた……ということが本当によくあります。
3. 「聞いていた話と違う」という連絡ミス
「工事は1週間で終わるって言ったのに」「この日は来ないって聞いていたのに」。 職人さんと営業担当の連携不足や、お客様への説明不足。これらが積み重なると、どんなに良い工事をしていても不信感に繋がってしまいます。
トラブルを防ぐために、私が現場で徹底していること
私は建築士であり、施工管理として自らも手を動かす人間です。だからこそ、営業トークではなく「現場の現実」から逆算して動くようにしています。
① 「床下や天井裏」こそ、じっくり見る
見積もりを作る前に、私はできるだけ潜れるところは潜り、見えるところは全て確認します。既存住宅状況調査士としてお家を拝見するのは、かっこいいデザインを提案するためだけではありません。
「この床の沈みは、表面の劣化か、それとも構造の問題か?」 「この壁を抜くと、家全体の強度が落ちないか?」
こうした「目に見えないリスク」を最初に見極めてお伝えすることが、後からの追加費用を最小限に抑える唯一の方法だと思っています。
② 「正直、悩むところです」と伝える
お客様から「これ、できますか?」と聞かれたとき、構造的に無理があったり、長い目で見てお勧めできなかったりする場合は、ハッキリとお伝えします。
「今の段階では白黒つけられません。解体してみてからの判断になります」 「安く済ませるならこの方法ですが、5年後にはまた修理が必要になります。正直、悩むところですね」
そんな風に、メリットだけでなくデメリットも包み隠さずお話しします。リフォームは「売って終わり」ではなく、そこから何十年も続く暮らしの基盤を作るものだからです。
③ 小さな工事も「自分事」として向き合う
換気扇の交換や、ドアノブの建付け調整。 こうした数千円、数万円の「小さな困りごと」で呼ばれることも多いですが、私はこれをとても大切にしています。
小さな工事を雑にする人は、大きな工事も必ずどこかで手を抜きます。 「これ、どこに頼めばいいかわからなかったんだけど……」と仰るお客様の不安を一つずつ消していくこと。その積み重ねが、大きな安心に繋がると信じています。
大分のリフォームで後悔しないための「3つの防衛策」
もし、あなたが今リフォームを検討されているなら、以下の3点だけは意識してみてください。
- 「現地調査」に時間をかける人を選ぶ 家も見ずに「ざっくりこれくらいです」と言う見積もりは、後から金額が跳ね上がるサインかもしれません。
- 疑問は「こんなこと聞いてもいいのかな」と思わず全部ぶつける プロは、あなたの「こだわり」や「不安」を具体的に聞けるほど、正確なプランが立てられます。
- 「契約を急がせない」人を選ぶ 「今ならキャンペーンで!」という言葉より、「じっくり考えて納得してから進めましょう」と言ってくれる相手の方が、結果としてトラブルは少なくなります。
最後に:完璧な工事より、誠実な対応を
リフォームに100点満点の正解はありません。住む人の数だけ答えがあります。 時には、工事中に予想外の問題が見つかって、予定を変更せざるを得ないこともあるでしょう。
そんなとき、逃げ隠れせずに「今、こういう状況です。どうするのが一番いいか一緒に考えましょう」と言える関係性を、お客様と築いていきたいと思っています。
大分という土地で、これからも長く、顔を合わせる皆さまです。 「頼んでよかった」という言葉はもちろん嬉しいですが、「次もRenoさんに相談しようかな」と、ふとした時に思い出してもらえる存在になれたら、それが一番の幸せです。
この記事が、あなたの中で考えを整理する材料のひとつになれば嬉しいです。


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