大分リフォームLabo 編集長のReno(リノ)です。
このブログでは、大分を中心に、住まいのリフォームについての情報を発信しています。
普段は、フルリフォームのような大きな工事から、
水回りのリフォーム、換気扇やドアノブの交換といった
「これ、どこに相談したらいいんだろう?」という小さな工事まで、
幅広く現場に関わっています。
建築士や施工管理として現場に立ちながら、
年間を通して、大小あわせて200件近くの住まいと向き合っています。
このブログでは、机上の話ではなく、
現場で実際に感じていることをもとに、
できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。
はじめに|「フローリング、どう直すのが正解なんだろう?」
フローリングがきしむ。
表面がめくれてきた。
色あせや傷が目立って、なんとなく気になる。
そんなとき、多くの方が最初に悩むのが、
- 上から重ねて貼る「上貼り」でいいのか
- 一度全部はがす「張り替え」が必要なのか
- フロアタイルって実際どうなんだろう
正直、この判断は分かりにくいです。
ネットを見ると「上貼りがお得!」とも書いてあるし、
「いや、張り替えじゃないとダメ」と言う人もいる。
現場に立っていて思うのは、
どれか一つが正解ということは、ほとんどないということ。
この記事では、
- 上貼り・張り替え・フロアタイルの違い
- それぞれ向いているケース
- 現場でよくある「後悔ポイント」
を整理してお伝えします。
読み終わる頃には、
「うちの場合は、これかな?」
と判断できる状態になってもらえたら嬉しいです。
フローリング工事は大きく3つの選択肢がある
まず全体像から整理します。
フローリングをきれいにする方法は、主にこの3つです。
- フローリングの上貼り
- フローリングの張り替え
- フロアタイルを上貼りする方法
それぞれ、メリット・デメリットがはっきり違います。
フローリング「上貼り」とは?
上貼りの基本
今あるフローリングの上に、
新しいフローリング材を重ねて貼る方法です。
- 解体、廃材処分が少ない
- 工期が短い
- 費用を抑えやすい
という理由で、相談されることが多い工事です。
費用相場(目安)
- 6畳で10万〜20万円前後
(材料グレード・家具移動の有無で変わります)
上貼りが向いているケース
現場で「これは上貼りでいけそうだな」と感じるのは、
- 床が大きく沈まない
- ふわふわした感触がない
- 水漏れ跡や腐りがない
こういう状態のときです。
正直な注意点(ここが悩ましい)
上貼りは万能ではありません。
- 床鳴りが完全には直らないことがある
- 高さが上がる(ドアの開閉に影響)
- 下地の劣化は隠れてしまう
特に、
「ちょっと沈む気がするけど…まあ大丈夫かな」
という判断は、後悔につながりやすいです。
フローリング「張り替え」とは?
張り替えの基本
既存のフローリングをすべて撤去し、
下地を確認・補修してから新しく張り直す方法です。
費用相場(目安)
- 6畳で20万〜35万円前後
上貼りより費用は上がりますが、
できることの幅がまったく違います。
張り替えが向いているケース
- 床が沈む・ふわふわする
- きしみ音が大きい
- 過去に水漏れがあった
- 築年数が古い住宅
こういう場合、
上貼りを選ぶのは正直おすすめしません。
張り替えのメリット
- 下地の状態を確認できる
- 床鳴り・沈みを根本から改善できる
- 将来の不安が減る
現場では、
「最初は上貼り希望だったけど、張り替えて良かった」
と言われることも少なくありません。
フロアタイル「上貼り」という選択肢
フロアタイルって何?
塩ビ素材でできた、
タイル状・板状の床材です。
サンゲツや東リといったメーカーの商品があります。
→詳しくはこちら
- 水に強い
- 傷に強い
- デザインが豊富
- 厚みが薄いのでドアの開閉に影響しない
という特徴があります。
費用相場(目安)
- 6畳で8〜10万円前後
フロアタイルが向いているケース
- 下地は比較的しっかりしている
- ペットや水回りが近い
- 掃除のしやすさを重視したい
ただし、
下地の状態が悪いと施工できません。
ここはよく誤解されやすいポイントです。
正直なデメリット
- 冷たく感じやすい
- 足触りは木とは違う
- 下地の凹凸が仕上がりに出やすい
「見た目だけで選ぶ」と、
イメージと違う…となりやすい素材でもあります。
よくある「失敗・後悔」のパターン
現場で実際に多いのは、こんなケースです。
- 費用優先で上貼り → 数年後に床鳴り再発
- デザイン重視でフロアタイル → 冬が冷たい
- 下地確認せず工事 → 追加費用が発生
どれも、
「事前に分かっていれば防げたかも」
と思うことばかりです。
結局、どう判断すればいい?
迷ったときの整理ポイントです。
- 床の状態はどうか?(沈み・きしみ)
- 築年数はどれくらいか?
- 何年使うつもりか?
- どこまで不安をなくしたいか?
正直、
「ケースによります」としか言えない部分もあります。
だからこそ、
実際に床を見て判断することが大切です。
まとめ|フローリングは「今」より「これから」で考える
フローリング工事は、
- 見た目をきれいにする工事
でもあり、 - 暮らしの土台を整える工事
でもあります。
安く済ませることが悪いわけではありません。
でも、
「あとから後悔しないか?」
という視点は、ぜひ持ってほしいなと思います。
お問い合わせ
- 上貼りでいいのか
- 張り替えが必要なのか
- フロアタイルが合うのか
正直、
写真1枚や電話だけでは判断できません。
「これ聞いていいのかな?」
そんな小さな疑問でも大丈夫です。
無理に工事をすすめることはありません。
あなたが納得できる選択をするための
壁打ち相手として、使ってもらえたら嬉しいです。


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